『黒湯の温泉ゆ〜シティ蒲田』都心の風に吹かれて味わう蒲田の黒湯に行ってきた

おとも

こんにちは!ぷらかまゲスト寄稿者、蒲田初心者のおともです。
(アイコンは美少女ですが、なかの人は1児の父です)

さて、蒲田と聞くと「羽田空港への通過点」もしくは「ゴジラの上陸地点(シン・ゴジラ第二形態)」という認識の方が多いのではないでしょうか。しかし!それだけではもったいない!と感じたのが、今回蒲田を訪れた一番の感想です!

蒲田を目的地にするだけのポテンシャルが、確かにあるんです!!!
そこで今回訪湯したのが、ベテランカマターにおすすめされた『黒湯の温泉ゆ〜シティ蒲田』です。

LOCATION
『黒湯の温泉ゆ~シティ蒲田』の場所と情報

スクロールできます
住所〒144-0052 東京都大田区蒲田1丁目26−16
電話番号03-5711-1126
営業時間11:00~24:00
定休日毎週火曜日
公式サイトhttps://youcity26.com/#bhs
SNShttps://twitter.com/youcity26
この記事の注目ポイント!!

東京屈指の温泉エリア、蒲田温泉郷

おとも

ベテランカマターによると、蒲田の温泉は体の芯から温まり、それが長時間続く。さらにはお肌もすべすべになるという、乾燥も寒さも厳しい冬場に嬉しい!そんな温泉が東京都の地下から湧いているなんて、信じられません。流石に話を盛っているのでは…?!

調べてみると、蒲田のある大田区は東京屈指の温泉エリアということです。 確かに先日の出没!アド街ック天国でも、『蒲田温泉郷』として取り上げられていましたね。

それでは、実際に現地に向かってみましょう!

黒湯の温泉ゆ~シティ蒲田の雰囲気

おとも

JR蒲田駅から東口を出て、歩くこと数分。予報通りの冷たい雨がぱらつくなか、平成初期を思わせる路地を歩いていくと突然それは現れるのです。

おとも

見た目は完全に普通の雑居ビル。やもすれば見落としそうな、何より温泉が本当に湧いているのか疑問な様相を呈しています。開店時間前だったのでシャッターの前に並んでいると、続々と階下へ人の行列が生まれていきます。見上げれば窓の向こうに館内を清掃しているスタッフの姿が見えました。

さて11時。ガシャァン!という重たい金属音とともにシャッターが開きました。木札ならぬプラ札の下駄箱へ靴を突っ込み、番台へ。券売機もありましたが、なんと番台でキャッシュレス対応可能だったため番台でお支払い。手ぶらでもタオル、バスタオル、シャンプー、リンス、石鹸が全部揃うのでとても楽です。タオルはレンタル品なので使った後はフロントへ返却すればいいというのも身軽でいいですね。
*ただし、サウナに入る場合はまた別の支払いセットになるので注意が必要です

入浴料のほか、ロッカーに100円、ドライヤー3分20円が必要になるので予め小銭は用意していた方がスムーズに行けそうです。

おとも

ロッカーは小さいものから大きめのリュックサックが丸ごと入るサイズのものまで揃っているので、やや遠方から荷物を抱えて立ち寄っても問題ありません。

2F席には蒲田の路地を見ながらくつろげるスペースがありました!

黒湯の温泉ゆ~シティ蒲田、いざ入浴!

おとも

さてさて、温泉といえば気になるのが泉質です。以下、公式から引用。

都会の地下に眠っている「黒湯の温泉」。太古、当店の地域は海だったと考えられ海草植物の化石(泥炭など)が地下深くで水に溶け込んで黒くなったと考えられおります。
当店の黒湯は、地下120メートルより直接汲み上げられ、加熱されています。
成分はおもに重炭酸ソーダとメタケイ酸などで、色は濃い黒褐色。
ほのかにモール泉の甘い香りがございます。
ミネラルを多く含んだ、微弱塩味で弱アルカリ性の泉質は、素肌をつるつるにし、全身をポカポカと長くあたため維持する効果があります。

黒湯の温泉について
おとも

というわけで、美肌作用・疲労回復・保温効果が見込めるわけですね。

これって私のように医療者にとっては、とっても嬉しい効果では?!繰り返される手洗いで荒れたお肌を美肌作用でフォロー。冬場の残業やハードワークで痛めた体の疲労を回復。そして不規則勤務で狂った代謝を保温効果でしっかり整える。

ではいざ入浴!早速入ってみましょう。流石に写真は撮れませんが…(笑)。

おとも

更衣室を抜けた室内風呂には、ジャグジー風呂やバイブラ湯がお出迎え。小上がりになっているジャグジー風呂からは洗い場が一望できます。

ボボボボボと勢いよく吹き出すジャグジーに体を揉ませていると、地域の方々の「よう」「あっ、ちわっす」というやりとりが聞こえてくるのがまたいいですね。公衆浴場ならではの短い挨拶で全てが通じ合う感じ、そして地域の方の憩いの場になっているということを実感します。

本命の黒湯へ、いざ!

確かに黒い!今まで見た温泉の中でもダントツに黒い!黒と言っても、まるでドリップコーヒーのような色合いです。お風呂の形がコーヒーカップだったらそのまま飲めそうなくらい、色がまさにそれ。

白いタオルをつけると色が変わってしまうそうなのですが、それを見越してコーヒー牛乳の模様を描いたタオルを売っていて、それを染めて育てるという文化も蒲田にあるというのに納得…!

おとも

さて温泉の手触りはというと、見た目の黒さに反してとってもらりとしたお湯です。体から疲れの成分がお湯に溶け出して、代わりに温泉の回復成分を取り込んでいるような感覚にさえ陥ります。

そしてお湯の温度も熱すぎずぬるすぎず、心地よく汗を流せる温度であるのもいいですね。思わず「っ……あぁ〜〜〜…………」と天に放ってしまう心地よさ。

ベンチも置いてあるので少し熱くなったら、都会の風に吹かれて一息つけるのも蒲田ならでは。少し冷えたらまたすぐにつかりたくなってしまいます。

これだけお湯が黒いのにお肌が黒くなるというわけではないのは不思議。普通のお湯と違って、黒すぎて湯船の中が全く見えないので、たまに近くの人と体がぶつかってしまっても、もうお互い様という感じになるのもいいですね。

おとも

以下、湯船に浸かっていた翁衆の会話。

やっぱりさ、家の風呂じゃいかんのよ

だなぁ、家のは本当に、体を洗うだけだなぁ

週に一度はここに来ないとお風呂に入ったとはいえねぇよなぁ

ちげえねぇ、あっはっはっは

おとも

地元住民に確かに愛されるお湯、身も心も温まりますね。

さて、用事がありあまり長い間、滞在することもできなかったのが少し心残り…。まだ3Fにも行けてなかったんです。(3Fは湯上がり、飲食スペースがあります)

しかし、黒湯の保温効果はすぐに発揮されたことを実感しました。もう暑くて上着を着られないんです。結局、外に出るまで持ってきた上着は着ずにいられたので、もっと長く浸かっていたら寒さ知らずになりそうです。

短い滞在ではありましたが、何も困ることなく温泉を堪能することができました。次に来たときにはここのサウナで汗を流して、ご飯まで食べてのんびりしたいと思います。特に蒲田のこの界隈、他にも中華に居酒屋、路面店も多くてそっちで食べ歩くのも楽しそう。黒湯を出たあと、冬の雨や風の連れてくる寒さなど気にもならず、お店を後にしました。

黒湯の温泉ゆ〜シティは、地元民に愛されつつも初心者カマターの僕もしっかり温めてくれました。手ぶらで行けるというお手軽さに確かに肌に残る温泉の効果を知ってしまったので、ぜひまた行きたいですね!

ぷらかまゲスト おとも

看護したり、なにか書いたり、いろいろ教えたりしている看護師です。本とゲームが大好き。最近、Ankerのヘッドフォンにハマってます。蒲田はゴジラの上陸地点という認識で止まっていました。

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